📚令和7年(2025)今年に入って読んだ本 4

読書

📕西暦535年の大噴火(デイヴィッド・キーズ 著/文藝春秋)

📙愛のパンセ(谷川俊太郎 著/新風舎文庫)

📘仄暗い水の底から(鈴木光司 著/角川ホラー文庫)

1500年前に人類を襲った地球規模の災害とその影響。誰もが知る詩人の、愛についての詩やエッセイ。大好きな懐かしいホラー映画の原作短編。いずれも良書でした。ありがとうございます☺️

📕西暦535年の大噴火(デイヴィッド・キーズ 著/文藝春秋)

原題は「CATASTROPHE」。かつて人類を脅かしたあまりにも恐ろしい地球規模のカタストロフは、今からそう時をおかずにやってくるのかもしれない。

世界中の歴史学者、文献研究者、氷河や気象の研究者、物理学者などを取材し、人類史上最悪の時期と言われる西暦535年~541年頃にかけての大崩壊について、それらが人類史に与えた影響を丁寧に明らかにしながら紐解いていく著作。

災害により干ばつや飢餓、疫病が発生し、政治・経済に甚大な被害をもたらす。そのことがさらに民族の大移動や戦争を引き起こした。この時代、昼間の太陽はまるで月のように光を弱めてしまったという…。

今から20年ほど前に出版されたものなので現在では更新されている内容もあるかもしれないが、様々な学術分野では依然として535年という時代は人類にとって最悪の時期だったと総括されているようだ。

これから世界を混乱に陥れる可能性をはらんだ火山は、本書によると世界中に9つほどあるという。

巻末の謝辞には、本書のために惜しみない協力と貢献を果たした世界各国の研究者たちの名が一人ずつ記されている。中には日本人らしい名も見られた。

実は「今年に入って」ではなく、昨年から少しずつ読み進めてきた本。興味のある方はぜひご覧になってみてください。

📙愛のパンセ(谷川俊太郎 著/新風舎文庫)

誰もが知る詩人の、愛についての詩やエッセイをまとめたもの。「パンセ pensée」が示す通り、愛に関する様々な思惟が多様なスタイルで綴られている。

著者がまだ若かりし頃の作品のためか、少し意外に感じられる表現が多く見られ、今まで知らなかった詩人の顔を見るような思いがした。

時に軽やかに、時に厳かに、快活さや重い苦悩のような思考と表現を繰り返しながら、詩の巨人は視点や感性を磨いていかれたのかと、そんなことを感じながら読了。

📘仄暗い水の底から(鈴木光司 著/角川ホラー文庫)

昔あったホラー映画の原作短編集。日本のホラーコンテンツには欠かせない鈴木氏が「水」をテーマに綴った作品群。

若い頃に観た同名映画の原作が収録されているということで読んだが、その作に関しては意外にあっさりしていた。筋も映画とは違っていて、少しホッとする展開だったのを興味深く感じる。

本書に収められた短編は、そのすべてが映画化されていてもおかしくないクオリティで非常に読みごたえがあり、怖いながらも毎日ページを開くのが楽しみだった。

読み終わってからも、またこの著者の違った作品を読みたいと思い追加で別の著作を購入した。

今回も良書に恵まれました。ありがとうございました。☺🙇‍♂️

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